特集〈LINKED-Plus〉

西尾市民17万人の生活を守るために。

市民のための病院として、いつ何が起きても市民を守れるように準備してきた。

迫り来る感染拡大の脅威にスピーディに対応。

新型コロナウイルス感染症対策において、西尾市民病院の対応は早かった。早期から院内感染対策委員会を開き、具体的な感染症対策を協議。もともと陰圧室(ウイルスや菌が外部に流出しない部屋)のあった病棟を、感染症対応のための病棟へ転換することを決定した。3月10日までに、病棟前の廊下に空気の流れを遮断するユニットを設置し、その先に、感染の疑いがある患者にも対応できる専用の病床を3床確保した。同院は感染症指定病院ではない。しかし、「万一、市民の方が陽性になり、入院治療が必要になっても、近隣の感染症指定病院が満床であれば行き場がなくなってしまいます。そうならないように、私たち市民病院がしっかり受け入れ準備をしようと考えました」と語るのは、院内感染対策委員会委員長の和田応樹副院長である。この病棟を用意したことにより、新型コロナの感染拡大期も慌てることなく救急患者に対応できたという。「発熱症状があり、感染症の疑いのある場合は、この病棟に一時的に入院していただき、検査の結果、陰性であれば、一般病棟に移っていただきました。院内感染を防ぐ意味でも有効に活用できました」(和田)。

病棟の準備に加え、3月23日から水際対策にも着手した。診察などで病院を訪れた人全員の体温を測定すると同時に、敷地内にテントを設け、発熱者のための外来を開設。37.5度以上の人は問診をして、疑いのある場合は陰圧室で感染の有無を調べる体制を整えたのだ。

 

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