コロナ禍でも気をつけるべき病気・健康情報:睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群、治療のポイントは対処療法と根本治療の両立。

睡眠時無呼吸症候群を治療するというのは、つまり「睡眠中に無呼吸や低呼吸(※)を起こさないようにする」ということです。現在、CPAP療法のような医療機器が登場し、治療に活用されています。しかし、あくまでも一時的に症状を改善する対症療法に過ぎません。

大切なのは睡眠時無呼吸症候群の原因をしっかりと見極め、それに対する根本治療を並行して行うことです。

※10秒以上息が止まっている状態を無呼吸と、浅い呼吸が10秒以上続いている状態を低呼吸といいます。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群の治療

閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、主に太った人やあごの小さい人に多く、飲酒が悪影響を及ぼすと言われています。そのため治療では、まず、減量(肥満に対する根本治療)、飲酒制限などを行うことが大切です。

比較的症状が軽い患者さんについては、こうした生活習慣を改善することで無呼吸や低呼吸がなくなることもあります。

一方、症状が重い場合や、生活習慣の改善だけでは充分な治療効果を得られない場合、減量期間中に症状を抑えたい場合などには、「CPAP(シーパップ)療法」などの対症療法を行います。このうちCPAPとは持続陽圧呼吸療法のことで、睡眠中にマスクを装着し、機械を使って気道に空気を送り続ける治療法です。

さらに、こうした治療でも充分な改善が見られない場合や、扁桃(へんとう)肥大が原因であるような場合には、根本治療として手術を行うこともあります。

早期発見・早期治療が何より大切

他の病気と同様、睡眠時無呼吸症候群においても、早期発見・早期治療が大切です。早い段階から適切な治療を開始すれば、それだけ治る可能性も高くなりますし、治療期間も短く済みます。

睡眠時無呼吸症候群は軽く考えられがちな疾患ですが、実際は重大な事故や突然死にも繋がる怖い病気です。まずは、睡眠時無呼吸症候群という病気を正しく知り予防を心がけましょう。そして、気になる症状がある時はすぐに医療機関を受診し、早期治療に繋げましょう。

記事監修:西尾市民病院 耳鼻咽喉科 部長 田中 宏明


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参考文献
■日本呼吸器学会 呼吸器の病気 睡眠時無呼吸症候群
https://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=42

■国立循環器病研究センター 循環器病情報サービス(睡眠時無呼吸症候群と循環器病)
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/general/pamph101.html


画像提供:PIXTA

 

 

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